Monday, December 26, 2005

11月26日


今日は夕方から移動が始まるが、それまではのんびり。
久しぶりにゆっくりできる時間。
長旅になると、こういう時間が必要になってくる。
宿の中庭で、ビールを片手に柔らかな木漏れ日を楽しむ。
何とも優雅な一時。
そして、いよいよサンティアゴへ向けて出発。
サンティアゴへは、カラマを経由して24時間かかる。
カラマはかなり栄えていて、大型ショッピングモールもあり、久しぶりに都会の
感覚を覚えたな。
夜になると砂漠地帯から海岸線へと抜け、久しぶりに押し寄せる波の姿を目の
当たりにして、”海だ!”と思わず子供のように喜んでしまった。(苦笑)
しかし、24時間は長い・・・
明日はどうなることやら。。。

11月25日




いよいよツアー最終日。
目が覚めると回りはまだ暗く、出発の準備をするのも大変。
何せ電気が夜の数時間しか通らないからね。
とにかく身支度を整え出発!
外はメチャクチャ寒く、ジャケット、ニット帽、手袋と完全防備。
それでもまだ寒い・・・
走るジープの車窓から美しい朝日が見え始めた。
紫、白、オレンジが混ざり合うその姿は、何度見ても美しい。
そして、ジープは水蒸気を吹き上げている大涌谷のようなところへ。
日本人にはお馴染みの光景だが、外人にとってはとても興味がある場所のようだ。
その後天然の温泉へ!
お湯に浸かれるのが嬉しかったし、それより何よりこのツアーに参加後シャワーを
浴びることができない生活だったので気持ち良かったな♪
サッパリ気分で朝食を取り、しばしジープで移動。
そしてチリ国境付近で皆とお別れ。(他のメンバーはウユニに戻るのである)
ちょっと寂しいが、とても楽しいメンバーで3日間を過ごすことができ良かったな。
オイラ達はバスに乗り換え、チリのサンペドロアタカマを目指した。
バスは1500m近く高さを一気に駆け下っていく。
呼吸が楽になっていくのが良く分かる。
ボリビアの出国はスムーズだったのだが、チリへの入国は1時間以上待たされ
疲れた。
やっとの思いでスタンプをもらい、サンペドロアタカマへ。
バスを降りるといつものように宿の勧誘が。
価格を聞きながら1つの宿を選ぶと、そこには1人と日本人旅行者が宿泊
しており、紹介してもらった。
何と彼の名前も”タケル”で2人ともビックリ!(あんまりいないからね~)
しかも、オイラ達は気付かなかったのだが、彼曰く、ナスカでオイラ達を見かけた
とのこと。
本当、偶然だ!!
オイラ達は、チリ、アルゼンチンの情報があまりなかったので、彼からガイドブックを
拝借してメモをとることに。
おかげでかなり助かった。
彼は旅慣れていて、キャンプ道具を担ぎながら南米を旅しており、色々な話を
聞かせてくれてとても興味深かったな。
その後、バス会社を訪れ、次に立ち寄る予定のアルゼンチン/サルタのチケットを
購入することに。
しかし、次の出発予定(27日)のチケットは完売・・・
その次となると29日になってしまうという。
そんなに長く滞在するほど魅力のある町でもないし、チリは物価が高い(特にサン
ペドロアタカマはメチャ高い!)ので、一国も早くアルゼンチンに抜けたいところ
なのだ。
そこで急遽予定を変更。
首都のサンティアゴまで南下し、そこからアルゼンチンの首都ブエノスアイレス
まで一気に抜けることにしたのである。
明日から過酷な移動の始まりだ・・・

11月24日




ツアー2日目。
今日はラグーナ(湖)巡りがメイン。
朝晩は冷え込みが厳しく、よく眠ることが出来なかったことと、石が散らばる悪路の
せいで皆お疲れ気味。
でも、その分感動が待っていてくれた!!
何とラグーナでは、野生のフラミンゴが出迎えてくれたのだ!!!
その姿は美しく何とも言えない。。。
フラミンゴを眺めながらの昼食は格別だったな♪
しかし、ここでアクシデントが!
あまりの悪路にタイヤが悲鳴をあげたのだ。
左前輪のパンク・・・
でもドライバーのカンディドは慣れた手つきで修理を始めた。
手伝いたいところだが、逆に足手まといになりそうなので、もどかしいがその姿を
見守ることしかできなかったな・・・
どうにか修理が完了し、ツアー再会!
その後も幾つかのラグーナの美しさを楽しみながら2日目の宿へ。
今晩は更に冷え込みが厳しくなるらしい。。。
しかも明朝4時30分起床、5時出発(早えぇ~!)
悪路の疲れもあり、皆21時にはベットに入った。(電気も無いしね)
いや~皆さんお疲れ様!

11月23日





さぁ!ウユニツアーの始まり!
まず、イミグレーションに行き、出国の手続きを済ませておく。
この方がチリに抜ける際にスムーズにいくのだそうだ。
係員にパスポートと出国手続き費用を手渡しスタンプを押してもらうのだが、
何故か戻ってきたパスポートには出国のスタンプが2つ。
理由を尋ねると、係員は”しまった”という顔をして、パスポートを持って
奥の部屋に。
そして、2つのうち1つに無効の印が押されて戻ってきた。
こんなことは滅多にないので良い記念になったなぁ!(笑)
いよいよジープに乗り込みウユニ湖に出発!!
メンバーは全部で8人。
ヘルメ・・・スペイン人のおじいちゃん。でも元気一杯!
マヤ・・・偶然にもラパスのティワナク遺跡を一緒に回ったノルウェーの
     おばあちゃん。何と71歳!
トニー&マリオン・・・陽気なフランス人カップル
カンディド・・・ジープのドライバー。とても親切で働き者。
ナティ・・・食事係り。毎回美味しい食事を作ってくれる。
小汚い日本人2人!
とインターナショナルなメンバー!
皆良い人達で楽しい旅になりそう。
まずは、もう使われなくなった列車の残骸が並ぶ”列車の墓場”を見学。
列車は錆付き、その無残な姿を恥じるようにさらしていた。
そして、ジープは一路ウユニ塩湖へ。
青空の下に広がる一面白の世界!
雲の上にいるような何とも言えない爽快な気分♪
途中、塩でできたホテルに立ち寄ってみた。
このホテルは建物、テーブル、イスに至るまで、全ての物が切り出した塩の
塊で出来ているのである。
何とも言えない不思議な空間。
次に、塩湖の中に忽然と姿を現す島、というか丘に登った。
頂上からは360度のパノラマが楽しめる。
しかし、ウユニ塩湖はデカイ!!
デスバレーも凄いと思ったが、ハッキリ言って比べ物にならない!!!
何とも言えない感動が体を走り抜けた。
その後、ジープは塩湖を抜けて1日目の宿に到着。
何も無い小さな町(村かな?)。
電気も夜の数時間しか通らない。
でも、その分星空はきれいだったな!
モアブの夜空を思い出す。。。
センチな気分。
えぇ!似合わないって!!(苦笑)
さぁ、明日はどんな1日が待っているのだろうか!?

11月22日

肩から胸にかけて張りが感じられる。
”でも今日は1日移動なので問題無し!”なんて思っていたら色々アクシデントが
ありやんした・・・
まずは、昨日お願いしていた洗濯物。
ペルー同様、手洗いで対応してくれるのだが、どうやらここには乾燥機が無い
ようで、全て生乾き・・・
しかも、洗剤がトイレ用の洗剤の臭い(オェ~)
次に、バス乗り場に向かう途中、タクシー内で一波乱。
頭の中で忘れ物がないかチェックし始めたその時、充電していたデジカメの電池を
そのまま忘れてきたことに気付いたのである。(あぁ~何てアホなんだ・・・)
タクシーを飛び降り、宿にダッシュ!
普通の乾電池では対応できないデジカメなので、忘れたまま移動していたら・・・
そして極めつけは移動のバス。
正確にはバスが悪いのではなく、道が・・・
埃と自然のマッサージ(舗装されていないため、半端な振動ではないのである)
という有難い恩恵を受けながら6時間の移動。。。
いや~最高でした!(涙)
こうして到着した町はウユニ。
今日はここで1泊して、明日からウユニ湖(塩湖)を通り、チリに抜ける2泊3日の
ツアーに参加する。
ジープで走り抜けるツアーなのだが、どうなるのか楽しみ♪

11月21日




さむい、サムイ、寒い!!
ポトシへ向かうバスは最悪・・・
暖房はつかないし、ブランケットの貸し出しも無し。
寒くて凍えてしまいそうだった!(本当に!!)
おかげであまり眠ることもできないままポトシに到着。
朝5時。
辺りは薄暗く、街はまだ眠っている。
ガイドブックを頼りにタクシーで宿に向かったが、あろうことか何と満室。。。
クソ寒いのについていない・・・
ガイドブックを再度チェックして近くの別の宿へ。
ノックしてもなかなか人が出てこなかったのでどうなることかと思ったが、
無事部屋を確保。(ホォ、助かった・・・)
寒さからの解放とバスの疲れで死んだように眠ってしまったな。
気が付くと時計の針は11時。
シャワーを浴び昼食を取った後、銀鉱山ツアーに参加した。
そう、ここポトシは鉱山で有名な町なのである。
ヘルメットにヘッドライト、上下の作業服に長靴という出で立ちで、いざ出発!
まずはお店で鉱山で働く人達へのお土産(コカの葉、タバコ、アルコール類など)
を購入する。
そしていよいよ鉱山へ!
埃と暗闇に包まれた坑道を進んでいくと、次第に圧迫感を感じ息苦しくなる。。。
しかも、トロッコが通るような道を歩きながら見学するのかと思いきや、
3-4mある梯子を連続して5-6個上ったり、結び目があるだけのロープで
崖を下ったり、人一人がギリギリ通れる様な穴をくぐり抜けたりとまるで
映画の世界。
かなりきつかった・・・
おかげで7人いた見学者も、全て見学できたのはオイラともう一人だけ。
見学途中には、ダイナマイトの爆音が響き渡りビックリ!
実際に、仕掛けたダイナマイトに火をつけるのを見てから安全な場所に
逃げ、爆発の瞬間を待ったりもした。
かなりスリルのあるツアーである。
結局3時間以上暗闇の鉱山内を歩き回った。
坑道から出てきて太陽を眺めることができた時は、”生きて帰れた!”と
いった感じで本当に嬉しかったな。(苦笑)
ちなみに、鉱山で働く人々は、この狭い暗闇の中で、食事も取らずに6時間も
働き続けるのだそうだ。
とてもじゃないが、オイラには耐えられない過酷な仕事である。
とにかく、貴重な体験ができ、大満足のツアー。
でも、梯子やロープから滑り落ちたら大ケガをしてしまうという恐怖感から
全身に余計な力が入ってしまい、お疲れモード。。。
夕食時にはチェフライ(ブドウの蒸留酒を炭酸ジュースで割ったボリビアのお酒)
も飲んだし、今夜は良く眠れそうだ。

11月20日




ハプニング発生!
昨日申し込んで楽しみにしていたツアーが人数不足でキャンセル!(あぁ~)
仕方が無いので2階建てバスで回る市内観光に切り替えることに。
しかし、これがヒット!!
参加人数が6人と寂しかったが、2階の1番前の席をゲットできてちょっと
嬉しかったし、日本語の解説テープを聞きながら観光は分かり易く楽しかった。
それに、楽しみにしていた”月の谷”にも行くことができ満足!
(ブライスキャニオンを彷彿させる景色が広がっていてbeautiful !)
そして、移動の途中に流れたボリビアの歴史を聞いた時には大爆笑!!
どうしてかって!?
だって、
”全ての領土争い(VS ペルー、チリ、アルゼンチン、ブラジル)に負けて
しまった(それで海の無い国になってしまったのである)”
”インフレ率が1万パーセントに上昇したことがある”
”クーデターが今まで200回近く起こっている”
”大統領が3人存在していた時があった”
”大統領の就任期間が最短で6時間だった”
”平均寿命が65歳なのに、定年が65歳”
なんて聞かされたら笑っちゃうでしょ!?
よくこれで国が成り立っていると不思議で一杯。
ツアーから戻ると、惜しむようにラパスの街を散策。
今晩は当初の予定を変更して、夜行バスでポトシヘ移動することにしたのである。
色々楽しんだラパスであったが、1つだけ心残りが・・・
LAの本多さんの友人とうまくコンタクトが取れず会えなかったこと。
色々話を聞けると楽しみにしていただけに本当に残念・・・
まぁ、気持ちを切り替えてポトシに乗り込もう!

Thursday, December 22, 2005

11月19日


朝からティワナク遺跡へ。
ティワナクは紀元前より栄えた文化であり、インカよりも古い。
ガイドの女性は博物館の展示品1つ1つを丁寧に説明してくれて、とても
分かり易かった。
が、体力系のオイラには、展示品をじっくり見ていくのが性に合わないんだな。(苦笑)
正直、途中からちょっと飽きてしまったよ。。。(ガイドには申し訳ない気持ち)
博物館を一通り見学した後、今度は遺跡見学へ。
石像や石門など色々見学でき、こちらはとても興味深かったな。
ティワナクからラパスへ戻り、明日の予定を決めることに。
前日travel agencyから色々情報を入手していたので、その中から”月の谷”(奇岩が
広がる谷)と標高5300mの山に向かうツアーに申し込むことにした。
5300m・・・未知の世界だけに不安と期待で一杯!
ということで、”体力をつけなければ!”と勝手に決め込み、奮発して日本食を食べる
ことにした。
ガイドブックに載っていたレストランを目指して歩くこと30分。
が、日本人会館と同じビルにあるはずのレストランが無い!(マジですか!!)
ちょうど日本人会館で催し物が行われており、何人かの日本人がいたので聞いて
みると、その日本食レストランは他の場所に移動してしまったとのこと。。。(ガッカリ)
もう1つの日本食レストランは、更に30分ほど歩かなければならない。
”食べられない”と思うと、もっと食べたくなるのが人間。
ということで、執念でもう1軒の日本食レストランへ。
場所が分かり辛く、ちょっと迷ってしまったがどうにか到着。
レストラン内はとても綺麗で、ここがラパスであることを忘れてしまうくらい!
メニューに目を通すと、懐かしい日本食が並んでいる!
(日本食レストランなんだから当たり前なんだけどね!)
その中から選んだのは”カツ丼”!
ちょっとタレが多めだったが、とても美味しくパワーも回復!!
これで明日は大丈夫だぜぃ!

11月18日




ついにこの旅2カ国目のボリビアへ!
プーノを離れ、国境の町ユングーヨでバスを降り、徒歩にて国境越え。
まずはペルー側のイミグレーションで出国手続きを行い、その後ボリビア側の
カサニで入国手続きを行った。
パスポートをチェックするくらいで荷物はno-check。
こんな簡単で良いのかと思ってしまうくらい。
その後バスに乗り込み、1時間ほど走り湖畔の町コパカバーナで昼食。
湖畔には海の家の様なお店があり、そこでチチカカ湖名物の鱒に舌鼓。
湖からのそよ風に吹かれながらの昼食は美味しかったな。
再度バスに乗りしばらく走ると、今度はチチカカ湖を渡るためにボートへ。
バスも専用のボートに乗せられ湖面を走るように運ばれるのである。
それから、もう一度バスに乗り込み揺られること2時間。
やっとボリビアの首都ラパスに到着。
ラパスはすり鉢状に街が広がっており、その中心がダウンタウンとなっている。
バスはすり鉢の中心を目指し、回りこむように滑り落ちて行く。
ダウンタウンに着くと宿探し。
今日はガイドブックに載っていたホテルに決定。
部屋がとても広く満足!(でも後で気付いたのだが、シャワーが殆ど水でガッカリ)
そして、明日から参加予定のティワナク遺跡のツアー探しへ。
何軒かtravel agencyを回り、価格が安く感じの良かったところに決めた。
(ツアーの他にも色々情報を教えてくれて、親切で助かったな。)
夕食はホテル近くのレストランへ。
チキンには飽きてきていたが、安いレストランは殆どチキンがメインになっている。
あぁ~日本食が恋しくなってきた。。。

11月17日



スッキリした目覚めだった。
しっかりと睡眠をとったこともあり、昨日の頭痛は消え去ってくれたようだ。
助かった~!(ふぅ~)
今日は午後からシュスタニ遺跡を回ることになっており、午前中はフリー。
この旅で初めてゆっくり過ごせた朝。
思う存分寝て、メールチェックをし、お昼を取ってシュスタニ遺跡へ。
プーノ郊外に広がるシュスタニ遺跡は、小高い丘の上にその姿を留めていた。
ツアーに参加していたため、ガイドが色々説明しながらの見学。
しかしここでハプニング!!
丘の頂上に差し掛かったとき、お腹の調子が・・・
慌てて丘を駆け下りトイレへまっしぐら!
そしてまた丘を駆け上る。
しかし、ここは標高4000m。。。
メチャクチャきつかったです、ハイ・・・
今晩はプーノ、そしてペルー最後の夜。
豪華な食事でもと思ったけど、疲れていたので宿の隣のレストランへ。
レストランと言っても、観光客など絶対に入らない汚らしいレストランだが、1食
当たり50円ほどでスープ、メインディッシュ(チキン)、ライス、そして最後に
ティーが付いてきてかなり満足♪
色々あったペルーは名残惜しいが、いよいよ明日はボリビアだ!

11月16日




寒さで目が覚めた・・・
標高が高いため、毛布一枚では無理があったようだ。
もう一枚毛布をかぶり再び夢の中へ。
その後6時に起き、朝食を頂き身支度を整える。
8時にはアマンタニ島を発ち、タキーレ島へ向かうのだ。
お世話になったホストファミリーに別れを告げ、いざタキーレ島へ!
かなり船が揺れたため、ロスでの船酔いの悪夢が脳裏を過ぎったが、どうにか
大丈夫。(ホッ!)
タキーレ島でも散策を楽しみ、眼下に広がる雄大なチチカカ湖の姿に心を奪われた。
更に空には虹がかかり、何とも言えない美しさに包み込まれることに!
それに、昼食を取ったレストランからの眺望も素晴らしかったな!!
あの景色を忘れることはないだろう。
お腹が満たされた後はプーノに戻ることに。
船での3時間の旅。
午前中の揺れはなかったが、長旅で正直疲れた。
宿に戻り、シャワーを浴びた後、プーノの街を歩くことに。
ここで体調に異変が。
何となく頭痛を感じるようになったのである。
夕食を取ろうとした頃には発熱を感じたため、さっさと食事を済ませ薬を飲み
ベットに入りたかったのだが、オーダーしたスパゲッティーが一向に現れない。
頭痛も加わり苛立ち倍増。
やっと出てきたスパゲッティーは何とも言えないソースで、これなら自分で作る
ミートソースの方がよっぽど美味しいと思ったくらいでガッカリだった。
とにかくスパゲッティーを流し込んだ後、宿へ飛び戻り持参のバファリンを服用し
夢の中へ。
(やはり旅にはバファリンと正露丸は欠かせないぜ!)
あぁー、朝には回復してくれると良いのだが・・・

11月15日





今日は朝から船に乗りチチカカ湖巡り。
しかし、チチカカ湖はホントにデカイ!!
何と琵琶湖の12倍もの広さがあるのだ。まるで海のようである!
その大きな湖面に太陽が燦燦と降り注ぐ姿は何とも言えない。
まずはウロス島へ。
”島”と言ってもトトラと呼ばれる葦を積み重ねて作られた浮島。
そのような島が幾つもあり、大きい島になると学校や教会もあるのである。
何とも不思議な光景。
次に訪れたのがアマンタニ島。
ここではホームステイの生活。
ホストファミリー宅では電気、水道、ガスの無い生活で、ある意味それが
新鮮にも感じた。
しかし、全く言葉が通じないので、ジェスチャーゲームの生活になって
しまったな(笑)
夕日を眺めようと島の頂上にあるお寺へハイキング。
標高4000m近くのハイキングはメチャクチャきつい・・・
しかもチチカカ湖から吹き付ける風が冷たく体温を奪っていった。
頂上にはカフェがあり、奪われた体温をコーヒーが取り戻してくれ、何とも
言えない心地好さを感じたな。
下山後、食事を頂き夜のダンスパーティーに出かけようと思ったが、空模様が
怪しく疲れもあったので無理せずゆっくり休むことに。
電気の無い生活ということもあり、特にすることもなく20時には寝てしまった(苦笑)
明日はどんなチチカカ湖に出会えるのだろうか・・・

Sunday, December 18, 2005

11月14日

今日は昼間のバスで移動することにした。
やはり、夜行バスばかりでは、体力的にきついから。。。
クスコを9時に出発する予定だったが、予想通り遅れる。(ハァ~)
結局、クスコを離れたのが9時45分。
その後もバスは調子が良くなかったようで、しばしば停車をしては
checkの繰り返し。
あぁ~ついていない・・・
やっとの思いでチチカカ湖が車窓に広がり始めた。
今晩は、チチカカ湖のほとり、プーノに宿泊予定。
バスターミナルには、いつものように客引きが待ち受けていた。
価格交渉をして1つの宿を選ぶ。
部屋をcheckしたが、広くて綺麗でかなり満足。
ついでに、明日から行こうと考えていたチチカカ湖1泊2日のツアーと、
シュスタニ遺跡ツアー、そしてラパスまでチケットをまとめて予約してしまった。
一休みしてからプーノの街を散策。
現地通貨の持ち合わせが無かったので、まずは両替。
そこで安いレストランを紹介してもらったので腹ごしらえ。
店は綺麗で雰囲気も良い!
早速オーダーし料理を待っていると突然の停電。
でも、よくあるようで、店員は慌てる事も無くロウソクを準備し始めた。
ロウソクのオレンジ色の灯りが揺れる中での食事はより一層美味しく感じられたな。
でもこういうところは、男女で来ていた方が盛り上がるのだが(苦笑)
店内に明かりが戻ると、今度はフォルクローレの演奏が。
何度聞いても心が落ち着く音色である。
この音色と共に、今晩は気持ち良く眠れそうだ。

11月13日




定刻通り列車は駅を滑り出した。
今日はクスコに戻りゆっくりする予定。
でも、”直接戻ってしまっては面白くない!”ということで途中からローカルバスを
乗り継いでチンチェーロという町を覗いてみることに。
このローカルバス、と言ってもバンを一回り大きくしたような車なのだが、
車内はギュウギュウ詰めで、しかも乗客はペルー人のみ!
完全に浮いているオイラ達。(苦笑)
でも、”深夜特急”気分で嬉しい♪
チンチェーロは小さな町だったが、市場がたっていて面白かったな。
その市場で地元の人達が美味しそうに飲んでいたジュースを試してみたのだが
これが激マズ!!(オェ~)
どんな味かって!?
説明するのが難しいけど、洗剤みたいな感じかな(苦笑)
そうそう、スペイン語が分からず厳しい旅になっていたので、この市場で辞書を
ゲット!
その後クスコに戻り、溜まっていた洗濯物を片付けることに。
”laundry”と書かれた店に入り、洗濯物の重さをcheck。
何と手洗い対応のため、重さで料金が決まるのである。
これには驚いた!
(洗濯機を買うより人件費の方が安いといったところだろうか。でも乾燥機は
 この店にあったな。)
登山で汗まみれになった”臭~い”服を洗ってもらうのはちょっと気が引けて
しまったよ(苦笑)
夜は、もう一度クスコの街をブラブラすることに。
途中、かわいらしい少女(決してロリコンではありません!)が、何度も指人形を
買ってくれと迫ってきた。
しかも30分以上も後をついてきたので、思わず負けてしまいそうになったが、
少女の方が先に根負けして帰っていった。(勝利!!)
さぁ、明日はチチカカ湖とご対面だ!

11月12日





予定通り朝4時に起床。
4時30分に宿を出て、いざマチュピチュへ!!
バスを使えば20分ほどで入口に到着するのだが、ここはあえて登山に
挑戦することに!
辺りは暗かったが、登るにつれて空が白み始め、壮大な景色が広がり始めた。
結局、1時間ちょっとかけてマチュピチュ入口に到着。
既に汗でびっしょりになってしまった。
ガイドと落ち合い、ついに空中都市マチュピチュへ足を踏み入れる。
その姿は息をも呑む素晴らしさ!!
2時間ほど見学した後、オイラはワイナピチュへチャレンジ。
(タケさんは腰の調子が良くなくチャレンジを見送ることに。)
ワイナピチュはマチュピチュが紹介される時に後ろに写っている山の名前。
道程は結構厳しかったが、Zaionの時に比べれば楽勝!
ワイナピチュの頂上からみるマチュピチュは、また一味違う素晴らしさが
あったし、気持ち良かった!!
ワイナピチュを下山する頃には、空腹のあまりパワーがでなくなってきた。
まぁ、無理も無い。
昨日昼食を取って以来何も口にしていなかったのだから。。。
昼食はサンドイッチに。
しかし、マチュピチュということもあり、非常に高価なサンドイッチでございました(苦笑
食後は睡眠不足と登山の疲れが出て、マチュピチュの景色を眺めながらゴロゴロ
することにした。
何とも言えない贅沢な一時。
しかし、こんな山奥によくも精巧な都市を作ったものだと改めて感心させられた。
その間、相棒のタケさんは1人で見学に行っていたのだがアクシデント発生!
見学途中に転倒してしまったのである。
幸い骨折などは無かったが、擦り傷が痛々しくちょっとかわいそう。。。
オイラは休憩のおかげで体力も少し回復。
ということで、楽しんだマチュピチュを離れることに。
下りは楽だと思っていたが、これが結構きつかった。。。
やっとの思いで宿に到着。
疲労を癒すために温泉に行くことに!
硫黄臭と鉄分の臭いが入り混じる何とも言えない温泉だったが、疲れた体には
最高だった♪
気分良く宿に戻ったのだが、体に異変が!!
いたるところに痒みが走り出したのである。
よく見ると、蚊に刺された痕が・・・
それも1つや2つではなく、30ヶ所近くも。
どうやら温泉地が山の中にあったため、蚊の餌食になってしまったらしい・・・
バンクーバーにはほとんど蚊がいないため、この痒みを1年以上味わって
いなかっただけに、耐えるのがかなりきつい・・・(涙)
日本から持参した薬で対応したが、痒みは一向に治まらない。。。
うぅ~参った!!
痒みに耐えながら夕食へ。
オーダーを取りに来た少年は感じが良かったので、そのお礼と言う訳ではないが
持っていたインスタント味噌汁を振舞ってみた。
不思議そうに飲んでいたが、美味しいと言ってくれたので嬉しかったな。
いや~しかし長い一日だった。
明日は5時45分初の列車でアグアスカリエンテスを発つ予定。
今夜はゆっくり休むとしよう。

11月11日





今日はクスコ郊外の遺跡回り。
その後、マチュピチュ近くのアグアスカリエンテスに滞在予定となっていた。
朝、ツアーのバスを待っていると見覚えのある顔が!
そう、ナスカで出会った彼であった。
クスコに来ているのは知っていたが、まさか再会できるとは!!
声をかけると、彼はちょっと焦っていた。
話を聞くと、昨日デジカメを盗まれてしまったとのこと。。。
思い出が詰まっているカメラを盗まれるのはお金を盗まれるより辛い・・・
旅を始めてちょうど1週間。
ちょっと気分が緩みがちになっていたので、オイラ達も注意しなければと
改めて思った。
そんなやり取りをしているとバスが到着。
今日のツアーはValle Sagrado de Los Incas(インカの聖なる谷巡り)と呼ばれ
インカ時代遺跡を回るのが目的。
市場と2ヶ所の遺跡を見学したのだが、こんな斜面によくもこんな街を作った
ものだと感心させられたな。
ただ、標高が高い(3300m)ため、見学するのはちょっときつかたけど、
そこからの景色は抜群だったぜぃ!!
その後、列車でマチュピチュの麓アグアスカリエンテスへ。
途中から雨が降り出し、明日が心配・・・
駅に着くと迎えの人が待っていて宿へ案内された。
(アグアスカリエンテスは石段の周りにお店が広がっており、金比羅山に似ている。)
が、この宿が最悪だった。。。
部屋はカビ臭く布団やシーツも湿っぽい。
とてもじゃないが、このままでは寝れないため、部屋を代えて欲しいと頼んだが
あいにく満室・・・ついていない・・・
仕方なくシーツを代えて貰って我慢することに。
あぁ~、このやり取りで英語が通じないこともあり、1時間以上睡眠時間を
ロスしてしまった。。。
明日は4時起きだというのに・・・

Saturday, December 17, 2005

11月10日




目が覚めるともうすぐクスコというところまで来ていた。
ビンゴで当選してから車掌と親しくなったこともあり、彼がオイラ達を
気遣ってくれて、食事の余りのパンケーキをくれたり、色々話したり
してくれてとても嬉しかったな!
到着後、まずはタクシーで市内の中心へ。
中心地には必ず大きな広場があり、その周りを教会などの建物が
取り囲んでいるので分かり易い。
早朝だったため、どのように宿を探そうか考えながらタクシーを降りると
1人のtravel agentが声をかけてきた。
”大丈夫か!?”
と初めはちょっと怪しんだが、話していくととてもfriendlyで、親身になって
今後の予定を相談に乗ってくれた。
でも、他のtravel agencyと価格を比較してみないと相場感が判らないので
後ほどofficeを訪ねることにして別れたのだが、結局彼の価格はreasonableで
あったことがわかりお世話になることに。
officeの従業員も彼同様人柄が良く話していてとても気持ちが良かったな♪
早速、午後から教会や遺跡を回る市内観光ツアーへ。
それなりに面白かったのだが、やはり文化系(美術館や博物館)より、自然と
闘う体力系(登山やハイキング)の方が性に合っている(苦笑)
遺跡も色々回ったのだが、途中から雨が降り出してしまい、ちょっと残念。
バンクーバーで雨に慣れているが、さすがに今日の雨は強すぎた。。。
夕食は屋台のハンバーガーにすることに。
注文すると、その場で肉や卵、そして野菜を炒めてくれて美味しかったな!
その後は街をブラブラすることに。
街は賑わっており数mおきにレストランやお土産屋の勧誘にあってしまう(苦笑)
そうそう、市内観光の際に知ったのだが、クスコの町は上空からみると
ピューマの形になっているそうだ。
(ピューマは地上を守る神とされているため。ちなみに空はコンドル、地中は蛇)
そのため、ピューマをモチーフにしたお土産を良く見かける。
その中でも、石でできたピューマの置物に心惹かれてしまい、どうしても欲しく
なってしまったオイラ。
でもなかなか安いのが見つからない。。。
やっと安い店をみつけたのだが、1ソル(30円ちょっと)の攻防に勝てず
諦めることに。
えぇ、”セコイ!!”って。
別に1ソルが惜しかったのではなく、このnegoに勝利したかったのだ!
あぁ、明日は安いのが見つかると良いな~

11月9日





さすがに皆疲れが顔に出ている。
まぁ、昨晩騒ぎすぎたからね~(苦笑)
何で今朝早く起きたかというと、コンドルを見に行くためなのである。
コンドルは午前中が活動時間のため、それに合わせて観光客が集まる
といった感じ。
宿泊先からコンドルのポイントまでは1時間ちょっと。
石垣で作られた段々畑、それを耕す人々、その傍らで草を食むロバや牛たち。
そんな光景が続く・・・
まるで時間が止まってしまったような生活だ。
そんな風景を抜けコンドルポイントに着くと、既に多く尾観光客がコンドルの
姿を待ちわびていた。
そして数分後、ついに深い谷間をコンドルが優雅に飛び始めた。
いや、舞っているという表現の方が正しいだろうか。。。
その姿は、
”アンデスの空を制しているのだ”
という風格が漂っていたな。
その後、チバイに戻り昼食を取った後、アレキパへ戻ることに。
(メンバーとメールアドレスを交換したので、今後も交流が続くと良いな!)
とにかく充実の1泊2日の旅。
アレキパでもう1日ゆっくりしたいところだが、宿泊費をセーブするために
夜行バスでクスコに向かうことにした。
クスコ行きのバス会社は数社あるため、色々試してみようということになり、
過去2回とは違うバス会社を選び受付へ。
価格が少し高かったが、quality & serviceが良く、しかもon timeの出発で
かなり満足。
面白かったのが、車内でビンゴゲームが開催されたこと。
しかもオイラが当選してしまい、みんなの前でスピーチさせられてしまった(苦笑)
景品としてdiscount ticketをもらってしまった。
今夜は気持ち良く眠れそうだ!!

11月8日





朝からやられた。。。
昨日申し込んだ旅行会社が8時に迎えに来ると言っていたのに一向に現れない。
まぁ、時間通りに来るとは初めから思っていなかったが・・・
結局迎えに現れたのは8時45分。
しかもオイラ達が1番最初のpick upときたもんだ。
恐るべし!ペルー時間・・・
今日のツアーメンバーは日本人2人、ペルー人4人、ドイツ人1人の計7名。
ペルー人4人は英語が話せなかったのだが、ガイドとドイツ人のおじさんが
スペイン語と英語が堪能だったので、その2人に通訳してもらいながらの
旅となった。
でも4人のペルー人は非常に気さくで言葉は通じなくても雰囲気やジェスチャーで
心を通い合わせることができたかな。
今日の目的地コルカキャニオンは、アレキパから4000m以上の山越えがある。
道中標高を聞いてみると、今回の山越えで一番高い4900m地点であった。
29年間の人生で最も高い場所。
通りで気分が優れなかった訳だ・・・
山を越え終わると今日の宿泊地チバイの町が眼下に広がり始めた。
だいぶ下ってきたので気分は落ち着いてきたが、チバイの標高は3700m。
まずは宿に荷物を置き、その後皆で温泉へ!
施設はプールになっていたが、硫黄臭が漂う。
日本の温泉と同じで気持ち良かったな♪
はしゃいでいると何だか息苦しい・・・そう、ここは富士山頂と同じようなもの。
そんなところで騒いだらキツイのも無理ない。バカなオイラ・・・
心も体もスッキリしたところでフォルクローレを楽しめるレストランで夕食を
取ることに。
アンデスの山々をイメージさせる、あの独特の演奏、歌、ダンスで大いに盛り
上がったな。
途中、ダンスにも参加したし!
ふざけすぎてちょっと恥ずかしかったけど、周りの皆が喜んでくれたから良し
としよう!
でも、さすがに疲れたな。。。
何せここは標高3700m!
ダンスの熱気も冷めやらぬ中、今度はnight clubへ。と言っても田舎町のディスコ
だったけどね(笑)
ここでも、ツアーのメンバーと大はしゃぎ!
まぁ、某鉄鋼会社の動物園の皆様と生活していたのだから、この気質が身について
しまったのは仕方ないか(苦笑)
明日は6時出発なのに、こんなに騒いで皆大丈夫なのだろうか!?