Monday, October 17, 2005

10月13日(木)

目が覚め、車窓を眺めると空が白み始めていた。
時計は6:30をさしている。
4時間程度しか寝れていない。あぁー眠い・・・
と思っていると、車内前方が騒がしい。
どうやら病人が出たらしい。
一時は死んでしまったとの話し声も聞こえたが、途中の駅で救急隊が
連れ出していったところをみると、命に別状はなかったようだ。
良かった!!
でもこれでさらに電車が遅れたことは間違いない・・・(ハァー)
その後、もう一度眠りに着き、9時に起床。
昨夜は疲れていて隣席のことなど気にも留めなかったが、インド人の
おじさんが微笑みかけてくれた。
このおじさん、翻訳の仕事(メインはドイツ語、フランス語を英語に翻訳する
ことだそうだ)をしているそうで、片言の日本語も話せる。
面白いおじさんで2時間ほど会話を楽しんだ。
よく話すおじさんで、殆ど聞き役にまわっていたが(苦笑)
その後、また睡魔が襲ってきて夢の中へ。
ウトウトしていると車内アナウンスが流れ、辺りがバタバタしていることに気付く。
何があったのかインド人のおじさんに尋ねると、崖崩れがあり、次の駅でバスに
乗り換え、崖崩れのポイントを回避した後、再度新しい電車に乗り換えることに
なったと教えてくれた。(アチャー)
なんてラッキーボーイなんでしょ!(涙)
こんな貴重な経験そうそうできるもんではないですからね(涙 X 2)
皆、荷物をまとめ、バスへ移動。
一応サンドイッチとドリンク、そしてスナックが支給されバスの旅の始まり始まり。
運転手は気さくな人柄で、皆のイライラをうまくコントロールしていたな。
バスに揺られること6時間。
電車に乗り換える予定の駅であるポートランドに到着。
この駅を訪れるのは実は2回目。
初めてアメリカに遊びに来たときに立ち寄ったのである。
そんな昔の思い出に浸る間もなく、急いで電車に乗り換え一路シアトルへ。
ここから4時間。。。いやー長かった。
やっとシアトルに到着。
思い返せば、ここが今回の旅の出発点。
3週間かけて戻ってくることができた。
でも、ここから更にバンクーバーまでバスで戻らなければいけない。。。
時間が遅かったため、バスではなくAMTRAKが用意したミニVanで
バンクーバーを目指すことに。
国境までは問題なかったが、俺達の前に到着したバスの乗客がimmigrationで
引っかかたため、その煽りを受けて1時間近く足止めされてしまった。
ついていない時はこういうもんである・・・
結局バンクーバーに着いたのは、午前5時45分。
当初の予定より5時間以上の遅れ。
それから電車とバスを乗り継ぎアパートへと向かう。
久しぶりに戻ってきたバンクーバーはしとしとと雨が降り、肌寒い天候だった。
アパートに着いたのは6時30分。
旅の緊張感から開放された何ともいえない瞬間であった。

色々な人との触れ合いを通じ、精神的に成長できたように思える3週間。
旅は、お金では手に入れることのできない、貴重な物を与えてくれたと
改めて感じさせられる。
しかし、旅は一生続くもの。
さぁ、今日からは新たな自分探しの旅に出かけよう!

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